「マンスリーENG第一弾!デディケーションアルバム・フォー・V/vm」99年に発売された家畜音響の名作”豚”はタイトルの通り豚の不安定な鳴き声が延々と響き渡る夢の様なビザール作品であり、06年にはRough Sex EPと題しポルノイズ決定盤とも呼べるAV作品をモラルトロニカなゼロ年代に人知れずドロップ。最早ポルノイズの規定範囲を逸脱してしまった作品はポルノそのものをクイックタイムで収録し、肝心のトラックには喘ぎ声のコラージュに所詮おまけでしかないチープで嘘くさいEBMテイストな電子音。エイフェックスやマイケルジャクソンの顔を乱用したジャケを流通させたあげくジョイディヴィジョンを無断使用するなど、まさにレディメイドの乱用と変容を繰り返してきたこの男。
このミュージカルアビューズに捧げるENGからのデディケーションアルバム「Maniac」は恐らく日本初のV/vm讃歌(信仰対象を賛美する歌)であろう。同じくレディメイド乱用者であるENGの悪意に満ちたそして愛に溢れたコラージュミュージック。
title: Maniac
artist: ENG (electronoise group)
label: Edition NIkO
release date: 10th Oct 2011
price: 1,575 Yen (Tax Inc.)
buy: GARBAGE COLLECTION (Japan) and popmuzik records (Fukuoka)
cat number: NI015R
format: CDR
cover design: shotahirama (All Self made design)
Track1: Alien Porno (7:57)
Track2: A Perfect Moment for this radio (8:11)
マンスリーイーエヌジー:
06年に結成され今年で5周年を迎えるENG (electronoise group)。レディメイド/既製品の乱用を掲げ、それをダダイズムやビザール、スカムコンクレートへと変容し歪で奇抜なコラージュミュージックを展開する不特定多数の音楽集団。「グロテスクな幻想を背後に病的もしくは性的な具音が持続、反復、コラージュといった運動により形成されていく音楽」とは最新のインタビューでshotahiramaがENGについて語った際に使われたフレーズだが(arktyp CONNECT/110225掲載)ダダイスティックなビザールサウンドはもちろん、その多くの作品がCDRやカセットという極めて貧弱な生産能力の中で流通されており、またそのほとんどがオールハンドメイドのフォトモンタージュでデザインされているというDIYへの傾倒も特筆すべき点である。
このグループの結成5周年を記念し企画された今回の「マンスリーイーエヌジー」は、2011年の10月から2012年の10月まで 毎月1タイトル、ENG名義でのCDR作品をリリースするというもの。発売元はEdition NIkOからで、一年で合計12枚の作品が発表される、もちろんすべてがハンドメイドのフォトモンタージュ作品。実店舗での販売は福岡にあるpopmuzik recordsのみで、あとはSIGNALDADAのウェブショップだけのスーパーエクスクルーシヴな作品である。
マンスリーイーエヌジーに関しての詳細ページはこちら。
http://signaldada.tumblr.com/#10811275659